トラネキサム酸錠

トラネキサム酸錠

  • 有効成分:抗出血・抗アレルギー ・抗炎症作用製剤
  • 250mg/3,300円(60錠)


    肝斑の改善による美白効果ほか、炎症による痛みや腫れを抑える内服薬です。
    30、40代頃から気になり始める肌トラブルに対して効果的な医薬品として注目されています。

    紫外線などの刺激を受けることで、メラノサイトという細胞がシミの原因であるメラニン色素を作ります。
    トラネキサム酸は、メラニン色素の生成に関与する「プロスタグランジン」という物質の働きを抑制することから、シミや肝斑を予防する効果があるとされています。

    また、トラネキサム酸には炎症反応やアレルギーの原因となるプラスミンの働きを抑制する作用があり、これにより炎症後の色素沈着として発生するとされるシミや肝斑を抑える効果が期待できます。

    トラネキサム酸によるシミ・肝斑や美白などの肌への効果を期待できるまでには、個人差がありますが、通常数か月かかります。
    即効性はないため、効果を期待するのであれば、まずは3ヶ月ほど継続して飲むことをおすすめします。
    効果は服用中に持続し、服用を中止すると徐々に効果が減弱していきます。

    用法・用量

    1日2回、1回1錠(250mg)ずつ服用してください。

    リスク・副作用等及び注意点

    主な副作用として

  • ・食欲不振
  • ・吐き気
  • ・掻痒感(かゆみ)、発疹
  • ・眠気
  • などの報告があります。
    これらの症状が現れた場合は、直ちに医師に相談してください。

    医薬品について

    トラネキサム酸を服用する肌治療薬です。
    効果が実感できるまでには継続的な服用が必要であり、その期間にも個人差があります。
    まずは3か月以上の服用をお試しください。
    トラネキサム酸の肌治療は添付文書に記載のない適応外使用を指します。
    諸外国でも肌治療薬を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。
    安全性等に関わる情報としては、血栓塞栓症リスク(深部静脈血栓、肺塞栓)、視覚障害(網膜血栓症)、頭痛、関節痛といった副作用症状が記載されています。
    万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
    本剤はトランサミン錠250mgのジェネリック医薬品です。

    飲み合わせ・併用禁忌

    トラネキサム酸は、以下の薬剤との併用に注意が必要です。

  • ・トロンビン:血栓形成リスクが増大する可能性があります。
  • ・ヘモコアグラーゼ:大量併用により血栓が形成される可能性があります。
  • ・バトロキソビン:血栓・塞栓症を起こすおそれがあります。
  • ・凝固因子製剤(エプタコグアルファ等):口腔等、線溶系活性が強い部位では凝固系がより亢進するおそれがあります。
  • ・低用量ピルとの併用は基本的に問題ありませんが、血栓症のリスクが高まる可能性があるため、医師と相談の上で使用してください。
  • 適切な用量で服用する限り、健康な人で血栓症のリスクが著しく高まることはまれです。
    心配な場合は医師に相談してください。